極めて市況が好調な工作機械、ソディックがタイで増産 

放電加工機を2割増、世界的な設備投資熱に対応

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タイ工場で出荷直前の放電加工機
 ソディックはタイで放電加工機の生産能力を現在比で約20%増やす。バンコク市近郊にある生産拠点に、組み立てや検査の工場棟を新設する。世界的に工作機械の需要が増えており、現地の2工場が手狭になった。航空機部品を加工する大型機の生産スペースを確保する狙いもある。2018年初の完成を計画する。

 バンコク市近郊のチュムヌムサップの第2工場に約5億円を投じて新棟を建て、販売増に対応する。ソディックは6月の受注高が過去最高を更新したようだ。タイで生産する射出成形機を含め、販売好調が続いている。

 新棟建設にあたり、主に欧米で伸びている航空機部品向け放電加工機の生産体制も整える考え。航空関連向けの放電加工機は一般的な金型加工用より大きい機種が使われることが多く、従来より広い生産スペースが必要となる。

 日本工作機械工業会(日工会)がまとめた工作機械受注は9月に15年3月実績を上回り、単月の過去最高を記録した。各社は受注増に伴って通常より伸びた納期を、いかに短縮するかが課題になっている。

日刊工業新聞2017年10月31日

COMMENT

六笠友和
編集局経済部
編集委員

文末に書いた通り、工作機械の市況は極めて好調です。工作各社の中間決算が11月中旬にかけて発表されますが、好決算が相次ぐものと思われます。

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