小学生が考える「気温が30度超えるとアイスとかき氷のどちらが売れる?」

ウェザーニューズと学芸大、天気題材の授業プロ開発

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 ウェザーニューズと東京学芸大学は、天気を題材とした小学校向けの授業プログラムを共同開発する。小学校の総合の時間を対象に教材や指導マニュアルを開発し、理科が得意でない先生でも教えられるよう教育パッケージを整える。気象は身近な自然現象でありながら、気温や気圧など目で見えないため、生徒が想像しづらく興味が低いとされている。天気は防災や交通、エネルギーなど社会と広く関わるため、生徒に関心を持ってもらう。

 具体的には、ウェザーニューズが天候データや社会との関わりについての事例を提供。学芸大が学習指導要領や教育効果、授業時間などとプログラムを整合させる。小学校の授業は人数や授業時間などの制約があるため、教材や時間配分、学習成果の評価法などを整えないと教材として広がらなかった。

 11月に東京都小金井市の小学校で、ウェザーニューズの予報士が授業する。同社の観測機器と天候データを利用して、天気のトレンドと小売店での商品の売れ行きをシミュレーションする。例えば「気温が30度Cを超えるとアイスクリームとかき氷のどちらが売れるか」などを予測する。

 小学校側はプログラミング教育とシミュレーションを結び付けたい考えだ。試行しながら生徒の技量など、授業の運用課題を整理する。

 気象は気圧など目に見えない自然現象と、商品の売れ筋などの地域活動を結び付けやすい。河川の上流や下流での降雨量と水害の関係など、授業と課外活動を結び付けやすい。

 ウェザーニューズは関心を底上げしてコミュニティーの活性化につなげる。今後、両者で教育内容を絞り込み、広く使えるようにパッケージ化していく。
 

日刊工業新聞2017年10月5日

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局DX編集部
記者

気象データをビジネスにもっと役立てよう、という動きが出てきています。その流れが授業にまできているとは、かなり普及に積極的なのが伺えます。

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ウェザーニューズ

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