「MRJ」前社長を幹部で迎えいれる工作機械メーカーの狙い
DMG森精機が森本氏を招聘。航空機産業へ供給拡大を目指す
DMG森精機は、国産旅客機「MRJ」を開発・販売する三菱航空機(愛知県豊山町)前社長で三菱重工業特別顧問の森本浩通氏(63)を航空機担当の常務理事として迎え入れる。森本氏は10月1日付で就任する。DMG森精機は航空機産業へ工作機械の供給拡大を目指し、森本氏の知見をマーケティングや販売に生かす。
森本氏は、宇宙航空分野に使われることが多く、複雑な加工ができる5軸加工機の技術営業部門「5軸コンペテンスセンタ」のセンター長に就く。国内外の航空機や原動機大手への提案、5軸加工機のマーケティング、営業を担当する。
工作機械各社は航空宇宙分野を強化している。DMG森精機はドイツに技術営業の専門部署を設置し、市場開拓を進めている。
9月上旬から同部署の技術者を日本の5軸コンペテンスセンタに派遣し、日本、アジアの顧客支援を強化した。森本氏は三菱航空機社長を3月末に退任した。10月以降も三菱重工の特別顧問にとどまる。
森本氏は、宇宙航空分野に使われることが多く、複雑な加工ができる5軸加工機の技術営業部門「5軸コンペテンスセンタ」のセンター長に就く。国内外の航空機や原動機大手への提案、5軸加工機のマーケティング、営業を担当する。
工作機械各社は航空宇宙分野を強化している。DMG森精機はドイツに技術営業の専門部署を設置し、市場開拓を進めている。
9月上旬から同部署の技術者を日本の5軸コンペテンスセンタに派遣し、日本、アジアの顧客支援を強化した。森本氏は三菱航空機社長を3月末に退任した。10月以降も三菱重工の特別顧問にとどまる。
【略歴】森本浩通氏(もりもと・ひろみち)77年(昭52)京大経卒、同年三菱重工業入社。13年執行役員。15年三菱航空機社長。17年三菱重工業特別顧問。東京都出身。