東洋紡とドイツ・PHP、エアバッグ向けナイロンで世界をリードできるか
欧に生産拠点
東洋紡は21日、欧州にエアバッグ用基布の生産拠点を設けると発表した。エアバッグ用原糸を手がける合弁会社の独PHPがオーベルンブルク工場(バイエルン州)内に織機47台を導入し、基布生産設備を新設する。生産開始は2019年を予定。これにより東洋紡の基布生産は日本、タイ、中国、米国にドイツを加えた世界5拠点体制となる。投資額は非公表だが、数億円程度とみられる。
PHPが東洋紡の基布製造技術を導入する。従来、両社は東洋紡が基布、PHPがエアバッグ用原糸を生産する体制を採ってきた。だが欧州地域ではPHPのブランド力が高いことから、同地域のエアバッグ工場向けにPHPが基布生産を行うことにした。
PHPが東洋紡の基布製造技術を導入する。従来、両社は東洋紡が基布、PHPがエアバッグ用原糸を生産する体制を採ってきた。だが欧州地域ではPHPのブランド力が高いことから、同地域のエアバッグ工場向けにPHPが基布生産を行うことにした。
日刊工業新聞2017年8月22日