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薬がちょっとカラフルに。国内初、錠剤に2色使い製品名印刷

東和薬品、一包化調剤の増加に対応
 東和薬品は国内で初めて2色使いで製品名を印刷した医療用医薬品錠剤(写真)を開発した。12月に発売する2種の薬剤に適用する。薬剤の飲み忘れを防ぐため、服用時に複数の薬剤をひとまとめにする一包化調剤を希望する患者のニーズに応える。識別性や視認性に配慮したデザインを施しており、医療関係者や介護従事者が薬剤を見分けやすくする。

 2色印刷を施して12月に発売するのは、「オルメサルタンOD錠」と「ロスバスタチンOD錠」の計2種。製品名は黒色にし、用量部分には赤や緑で表示するなど工夫した。2色使いで印刷した錠剤は今後、一包化調剤が可能な製品について展開する。
日刊工業新聞2017年08月17日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
言われてみれば、薬にプリントされているのは一色でした。文字がプリントされていても高齢者には小さすぎて分かりづらいと思われるので、色で区別できると飲み間違え防止に役立ちそうです。

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