「三菱スペースジェット」の納期は守れるか、三菱重工社長が延期回避を明言

 三菱重工業の泉沢清次社長は27日、都内の本社で会見し、6度目の納入延期がささやかれている国産旅客機「三菱スペースジェット(MSJ)」に関し、スケジュールを精査しているものの「現時点では2020年半ばの目標は変更しない」と語り、努力を続けていく方針を明らかにした。尾翼向け複合材部品加工を東レが辞退するといわれた件では「生産性などを考慮して当初計画から材料を変更した結果、自社でやる方が良いだろうとなった」と説明、納期遅れの採算性不安が原因ではないと述べた。  型式証明(TC)取得の最終形態機完成は20年明けにずれ込むが、スケジュールの精査などで影響を最小限に抑えるよう努力を重ねる。長崎造船所(長崎市)内に造る航空機部品の新工場稼働時期は20年7―8月になるとの見通しを示し、愛知県小牧市の航空機工場とのすみ分けについて「小牧工場もITや人工知能(AI)化で生産性向上の工夫を進めているが限界がある。長崎は新工場のため最適なラインで生産でき、増産対応にも活用できる」と話した。

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