手首で測定ダイエットモニター、“隠れ糖尿病”を早期発見

開発した糖質ダイエットモニター

 京セラは、手首の脈波形状の変化から糖代謝状態を測定する小型の糖質ダイエットモニターを開発した。予兆や症状が軽度で本人も気付いていないような“隠れ糖尿病”などの生活習慣病を把握できる。2020年中にも製品化し、21年内に家電量販店や通信販売など一般販売を目指す。手首の脈波の計測と人工知能(AI)解析で糖質を推定する製品は世界初としている。  開発した糖質ダイエットモニターを手首の動脈に押しつけ、脈波形状をジャイロセンサーで測定する。連動するスマートフォン専用アプリケーション(応用ソフト)で、脈拍数、脈波計、糖質の状態を数値で表示。さらに利用者の状態を笑顔や泣き顔などキャラクターの顔を5段階で分かりやすく表現した。  重量は34グラムで、サイズは高さ61ミリ―81ミリ(可変)×幅35ミリ×厚み39・5ミリメートル。小型で携帯性に優れ、いつでもどこでも食後の糖代謝の状態を把握できる。  ヘルスケア業界では従来より血液を採取せずに血糖や脂質を評価する方法が提案されているが、携帯性や精度面から実用化されていない。京セラは社内の予備実験により脈波形状の変化と糖質に相関関係がある可能性を見いだした。  現在、日本医科大学先端医学研究所の南史朗大学院教授と共同で臨床研究中で、今後、データを収集し、推定精度の向上を図っていく。  厚生労働省の「2016年国民健康・栄養調査報告」によると、糖尿病が強く疑われる人が約1000万人、糖尿病の可能性を否定できない予備群が約1000万人と推計されている。京セラは糖質ダイエットモニターの製品化により、健康寿命の延伸に貢献したいとしている。 15日に開幕する展示会「シーテック2019」に出品する。

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