整備人材を海外から採用、人手不足で商用車メーカーが動く

三菱ふそう、外国人実習生5割増

三菱ふそう公式動画より

 三菱ふそうトラック・バスは2020年に、自動車整備士の外国人技能実習生を現状比1・5倍以上の350人規模に引き上げる。20年に主要市場のインドネシアから60人を採用する計画。19年に国内自動車メーカーで最大規模の約300人体制とし、当面計約350−400人の規模を維持する。インドネシアの整備士育成や国内の人手不足対策が狙い。  三菱ふそうは19年に外国人技能実習制度「自動車整備作業」で、インドネシアから148人の技能実習生を採用する予定。これまでベトナムとフィリピンから計157人(19年6月末時点)が全国の拠点で技能実習を受けており、19年での計305人は国内自動車メーカーとして最大規模の人数だという。  インドネシアを中心とした東南アジアは三菱ふそうの主要市場であり、日本で技術を磨いた技能実習生を母国での整備士として育てたい考え。また技能レベルによっては最大5年間の就労ビザの取得が可能となり、国内での整備人材として活用も視野に入れる。  技能実習生の教育はオン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)が中心だが、研修のためのトレーニングセンターも一部活用する。三菱ふそうは、整備などの社内教育機関「ふそうアカデミー」のトレーニングセンターを川崎工場(川崎市中原区)など国内5カ所に置く。最新のITシステムを完備した教室や実技演習に使う研究室などを設けており、技能実習生の教育にも生かす。  人手不足対策などの点から、整備人材を海外から採用する動きは国内商用車メーカーで広がっている。日野自動車はフィリピンなどから数十人以上の技能実習生を採用している。いすゞ自動車も技能実習生を受け入れている。一方、UDトラックスはスウェーデン・ボルボグループの人材を生かすなど、19年に整備士を海外から約130人採用する計画だ。

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