リンゴの受粉、ハチや人ではなくドローンが担当!果樹農家向けに営業開始

ドローンを使ったリンゴ受粉

 東光鉄工(秋田県大館市、虻川東雄社長、0186・48・3234)は、飛行ロボット(ドローン)を活用したリンゴ受粉作業で、果樹農家向けに営業を始めた。リンゴの木は背丈が高いうえ、実の数が多く、受粉作業は重労働になる。ドローンにより軽労化し、作業時間短縮にもつなげる。青森県立名久井農業高校と共同で実証実験を進めており「主要課題は解決のめどがついた」(鳥潟與明取締役)として、レンタルも含め、売り込む方針。  これまでの実証実験ではドローンで作業した場合に結実率40―50%の成績が得られた。花粉に蒸留水、砂糖、紅花色素を混ぜた溶液をタンクに入れ、花の近くにドローンを飛ばして噴射する。  ドローンのプロペラが起こすダウンウォッシュ気流で液が霧状になり、まんべんなく溶液がかかる。  砂糖を混ぜるのはめしべに花粉を付着しやすくするためで、紅花色素は付いたことを確認しやすくする。ノズルの取り付け角度や溶液の配合濃度がポイントになるという。  ドローンは自動操縦でなく、傍らで人が立って上下や左右に動かす方式。多量にまけるよう、ドローンはタンク容量10リットルの大型機種を用いた。  受粉できても売り物にするには実が大きいことが必要なので「果実生育促進効果のあるホウ素を入れたものと入れないものとで比較実験をしている」(鳥潟取締役)という。  受粉作業は年に数日しかないため、ドローン稼働率を上げるには稲作の農薬散布などといかに組み合わせるかも重要になる。  この方法も含め、効率化に向けた研究を急ぐ。

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