アサヒがAI・RPA本格導入、年1900時間の削減目指す業務とは

人事系チャットボット(イメージ)

 アサヒグループホールディングス(HD)は人工知能(AI)やRPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)を本格導入し、グループの業務効率化や働き方改革を加速する。人事総務部に関する質問に自動応答するシステム「人事系AIチャットボット」を開発し、テスト導入を始めた。8月中旬からアサヒビールとアサヒ飲料で本格展開する計画。またグループ29社の人事データシステムにRPAを導入し、人手に頼っていた作業の自動化を進める。  アサヒグループの財務・人事・総務関連の管理業務を手がける子会社、アサヒプロマネジメント(東京都墨田区)でAI、RPAのそれぞれのシステムを導入し、運用を始めた。人事系AIチャットボットは社員の転勤手続き、出産・育児休暇、財形制度などで必要な書類の記入方法や申請の手順について24時間365日、AIが自動応答する。パソコンなどで質問を文字入力するとチャット形式で回答を表示してくれる。  8月中旬以降にアサヒビールとアサヒ飲料の社員約8600人を対象に本格展開する。回答内容の均一化に加え、2019年末に年1900時間の作業時間削減を目指す。同社は17年7月に「AIヘルプデスク」を導入し、社内システム・機器などの使い方の質問に自動対応している。この知見を踏まえ大幅にシステムを拡張する。  またRPAを導入し、アサヒグループ各社から申請された人事関連データを給与システムに自動登録する。社員・アルバイトの採用、各社間異動、退職・休職など年3万6000件に及ぶデータを、人事管理と勤怠管理のそれぞれのシステムに手作業で入力していた。  今回、RPAが自動で読み取り、人事管理に自動登録し、さらに勤怠管理に自動連携できるようにした。このほどグループ29社で運用を開始。今後、経理や営業などでRPAの拡張を検討していく。

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