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小学校のプログラミング教育にシャープの「ロボホン」

 シャープのロボット型携帯電話「ロボホン」に有望な用途が生まれつつある。2020年度以降に小学校で必修化されるプログラミング教育向けだ。同教育を狙い、岡山県総合教育センターはロボホンを導入済み。他にも10件超の引き合いがあるという。想定市場の小学校は全国に約2万校ある。

 同社は6月初旬、スマートフォンやタブレット端末を使い、ロボホンの動作プログラミングが作成できる開発ツール(消費税抜きの価格は約8万円)の提供を始めた。無線通信のWi―Fi(ワイファイ)経由で複数人がロボホンに同時接続できるため、グループ単位のプログラミング学習に最適という。

 ロボホンは愛嬌(あいきょう)ある動きができ、対話プログラムで英語と中国語にも対応。小学生のプログラミング教育に有効活用できると提案を重ね、引き合いが増えている。
日刊工業新聞2018年7月4日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
授業が、斬新な発想が生まれる場になると面白いです。

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