MRJ、次の機種は?「座席数100は需要がある」(三菱航空機社長)
水谷社長インタビュー「土俵に乗った実感」
【パリ=戸村智幸】三菱航空機(愛知県豊山町)の水谷久和社長は21日、航空宇宙産業展「パリ国際航空ショー」会場で日刊工業新聞社の取材に応じ、開発中の国産小型ジェット旅客機「MRJ」を実機展示したことについて、「ブラジルのエンブラエルなど競合と実機を並べて展示できた。開発が土俵に乗っていると実感を持てた」と意義を強調した。
さらに「MRJがここまでできていると見てもらった意義がある。開発スケジュールをきっちり守る過程で、実機展示が布石になって商談に発展する可能性はある」と今後の受注への期待をあらためて示した。
座席数88のMRJ90に続き、同76のMRJ70を開発するが、そのMRJ70の試験機の投入時期は「90の開発状況を踏まえていつごろ形にできるか判断する」と明言しなかった。
また2機種の後の次世代機種の開発については「座席数100の機種は需要がある。50席の機種は70でカバーできる見方もある。100と50のどちらを開発するか、市場をどう見通すかが重要になる」と述べた。
さらに「MRJがここまでできていると見てもらった意義がある。開発スケジュールをきっちり守る過程で、実機展示が布石になって商談に発展する可能性はある」と今後の受注への期待をあらためて示した。
座席数88のMRJ90に続き、同76のMRJ70を開発するが、そのMRJ70の試験機の投入時期は「90の開発状況を踏まえていつごろ形にできるか判断する」と明言しなかった。
また2機種の後の次世代機種の開発については「座席数100の機種は需要がある。50席の機種は70でカバーできる見方もある。100と50のどちらを開発するか、市場をどう見通すかが重要になる」と述べた。
日刊工業新聞2017年6月22日