川重、「MRJ」ライバルのジェットエンジン用燃焼器を初出荷
米P&W向け、民間用では初
川崎重工業は米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)の民間航空機用ジェットエンジン「PW1500G」向けの燃焼器(写真)を初出荷した。川重はこれまで防衛省向けエンジンの燃焼器を手がけてきたが、民間用は初めて。明石工場(兵庫県明石市)で生産した。今回の初出荷を皮切りに本格量産に入る。
同エンジンはカナダ・ボンバルディアの次期リージョナルジェット「Cシリーズ」に搭載される。先進のギアシステムを採用し、従来機に対して16%の燃費改善を達成したほか、騒音も50%低減した。燃焼器はエンジンの中核部位で、性能向上に重要な役割を果たす。川重は燃焼器とともに、ファンドライブギアシステム(メーンギア)も担当する。
同エンジンはカナダ・ボンバルディアの次期リージョナルジェット「Cシリーズ」に搭載される。先進のギアシステムを採用し、従来機に対して16%の燃費改善を達成したほか、騒音も50%低減した。燃焼器はエンジンの中核部位で、性能向上に重要な役割を果たす。川重は燃焼器とともに、ファンドライブギアシステム(メーンギア)も担当する。
日刊工業新聞2017年6月8日