大阪メトロがドローン人材の育成を強化する狙い
大阪メトロは小型ドローン(飛行ロボット)のオペレーターを育成する。地下駅の天井裏など人の立ち入り検査が難しい狭い空間での施設点検を担う技術者を確保、増強するのが狙い。村本建設(大阪市天王寺区)が運営するドローンスクールのプログラムの一つとして講習を始めた。
プログラムは村本建設の「MURAMOTO DRONE TERRACE」(堺市北区)で実施。大阪メトロの天井内点検技術を反映し、実習カリキュラムは5階級に分かれる。実務実習(イメージ)は大阪メトロの駅で大阪メトロの社員が担当する。
大阪メトロは2020年から小型ドローンで施設点検している。全駅での施設点検の周期化を目指す中、操縦技術習得に時間がかかり、必要な人数のオペレーターを自社だけで育成するのは難しいと判断、村本建設のドローンスクールを活用することにした。
日刊工業新聞 2024年12月4日