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球体ドローンで建設現場を点検、清水建設が導入

球体ドローンで建設現場を点検、清水建設が導入

球体ドローンを活用した地下ピットの点検作業

ブルーイノベーションは屋内点検用球体飛行ロボット(ドローン)「ELIOS3」を清水建設に納入した。建設現場の安全性向上に加え、作業の効率化やコスト削減に寄与できるとしている。建設業界は4月から残業規制が適用され、働き方改革でドローンやロボットなどIoT(モノのインターネット)機器活用が進んでいる。ブルーイノベーションは有望市場として引き続き、同業界向けにドローンの拡販を目指す。

清水建設が導入したELIOS3は、酸素欠乏症の危険を伴う地下ピット内の作業に用いられる。

従来は作業の前日から1日かけて送風機で空気の入れ替えを行い、作業開始前に多くの労力や機材を要していた。ドローンの活用により、作業員は地下ピット内に立ち入ることなく、換気作業をせずに安全な場所での目視点検が可能となる。

日刊工業新聞 2024年4月18日

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