核融合・無線給電などタマゴ抱いて未来体験…大阪・関西万博、電事連パビリオンの中身
電気事業連合会は3日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」の体験内容を発表した。核融合や無線給電など約30のエネルギーについて、体験を通じ子ども向けに分かりやすく紹介する。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の先を見据えエネルギーの可能性を伝える。
来館者は「タマゴ型デバイス」を首にかけて館内を巡る。展示内容に連動してデバイスがさまざまな色に光ったり震えたりすることで特別な体験を提供する。
パビリオン内部は「プレショー」「メインショー」「ポストショー」の3部構成。
工事の進捗(しんちょく)率は8月末時点で約8割。25年1月に完成予定。建物外観はタマゴ型で、外殻はさまざまな形の平面で構成される「ボロノイ構造」を採用した。館長を務める電事連大阪・関西万博推進室の岡田康伸室長は「当たり前ととらえられているエネルギーをしっかり見つめてもらいたい」と期待を込めた。
日刊工業新聞 2024年9月4日