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電気代半額に…トラスコ中山が投入、DCモーター採用「工場扇」の性能

トラスコ中山は大型扇風機「TRUSCO全閉式DCモーター工場扇ジェネラルファン・ビッグ=写真」を8日に発売する。直流(AC)モーターを搭載した同じサイズの一般的な工場扇と比べ電気代を約半分に抑えられる。運転音が静かで心地よい風を送ることができ、工場での換気、イベント会場の暑さ対策、塗装の乾燥作業などでの活用を見込む。消費税抜きの希望小売価格は2万7750円から。

消費電力料金が1時間当たり3・7円とランニングコストを抑えられる。全閉式交流(DC)モーターで内部に塵や異物が入りにくい構造を採用した。

羽径が60センチメートルと75センチメートルの2機種をそろえた。同60センチメートルのモデルの寸法は幅825ミリ×奥行き415ミリ×高さ765ミリメートル。重さは14・3キログラム。同じサイズのACモーター搭載工場扇と比べ約4キログラム軽い。大型のノーパンクタイヤと極太ハンドルを採用し、持ち運びが容易で使い勝手に優れた製品に仕上げた。

猛暑や電気代の負担増加が見込まれる中、経済的な工場扇を提案し、暑さと節電対策の両立に貢献する。

日刊工業新聞 2024年07月01日

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