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リチウムイオン電池用CNT共同開発、デンカがカーボンフライと資本提携

リチウムイオン電池用CNT共同開発、デンカがカーボンフライと資本提携

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デンカは18日、カーボンフライ(東京都江東区、テン・フィ社長)と資本提携したと発表した。リチウムイオン電池(LiB)用カーボンナノチューブ(CNT)を共同開発する。

デンカがペガサス・テック・ベンチャーズ(東京都品川区)と共同運営するコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンドを通じて出資した。出資額は非公表。

カーボンフライは2022年設立。アセチレンを原料とするCNTを中心に、ナノカーボン材料やその関連製品の開発を手がける。高純度で均一なサイズ制御や、加工性のよい多層CNTを生産する技術を持つ。デンカ製素材との併用でさらなる性能向上を図る。

将来はデンカが二酸化炭素(CO2)を原料とするカーボンフライのCNT製造技術を支援し、LiBのサステイナブルなサプライチェーン(供給網)構築を目指す。

日刊工業新聞 2024年6月19日

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