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日本ガイシが発売、改良版NAS電池が実現した性能

日本ガイシが発売、改良版NAS電池が実現した性能

「NAS MODEL L24」のイメージ

日本ガイシは独BASFの子会社と、改良版のナトリウム硫黄(NAS)電池「NAS MODEL L24」を共同開発し海外市場向けに発売した。単電池内の腐食を大幅に低減したことで、年間1%未満の低劣化率を実現。性能の向上により、従来品に比べ少ない設置台数で運用が可能になり、初期投資が削減できる。導入後のメンテナンス費用も抑えられるため、電力貯蔵システムへの投資を約20%削減できる。

最大出力は250キロワット、容量は1450キロワット時。モジュール電池内の温度管理も改善し、直流200キロワットで放電する場合6時間の連続放電が可能となった。日本国内向けには、国内規制への対応が完了次第、販売を始める方針。

日刊工業新聞 2024年06月17日

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