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建設現場の自動化へ、大林組が「ドローンで重量資材運搬」試験運用

建設現場の自動化へ、大林組が「ドローンで重量資材運搬」試験運用

現場に導入した重量物運搬用ドローン「SkyLift」

大林組は、横浜市栄区の橋梁建設現場で、飛行ロボット(ドローン)で建設資材を運ぶ試験運用を始めた。SkyDrive(愛知県豊田市、福沢知浩社長)が開発した自動・自律飛行可能なドローン「SkyLift」が最大20キログラムの資材を高度30メートルで運び、無着陸で荷下ろしを行う。今後は両社でドローンの開発と活用方法の検証を進め、建設現場の自動化につなげる。

大林組などが手がける橋梁の上部工架設工事に導入した。朝礼などを行う現場内の広場を離陸し、飛行距離で約100メートル離れた建設中の桁上までH形鋼や単管クランプなどの模擬資材を運ぶ。現場は人口集中地区で営業中の鉄道線にも近接しているため、適切な経路選定と安全な運用方法を検討。重量物を運ぶドローンを橋梁建設現場で活用する運航体制の確立と、安全性の確保に成功した。

試験運用に使うSkyLiftは、プロペラ展開時の基本仕様で全長2・5×全幅1・9×全高1・0メートル。飛行可能距離は2キロメートル。両社は2019年に、建設現場でのドローン活用に向けた実証試験を開始。高速道路の建設現場などで検証してきた。山間部や急傾斜地にある現場のほか、狭いヤードしか確保できない現場、クレーンの設置が難しい現場などではドローンの活用が有効とされる。

日刊工業新聞 2023年2月16日

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