村田製作所が460億円投資、研究開発拠点の中身
村田製作所は滋賀県守山市に整備する研究開発拠点「守山イノベーションセンター」の詳細を公表した。総投資額は当初計画より200億円超増え、約460億円になる予定。建屋の容積率を増やすことや、建設にかかる材料費や人件費の高騰などを考慮した。基礎研究や社内外で技術交流を促進する拠点と位置付ける。3月に着工し、2026年5月の完成を目指す。
守山イノベーションセンターはJR守山駅前に立地する。18階建てで、延べ床面積は6万4850平方メートル。新しい製品・技術の開発や既存事業の基礎研究に取り組む。
低層階には社外との技術交流や、協働で開発を行うエリアを設ける。多様な顧客と技術や知見を融合し、新しいビジネスの創出を目指す。子ども向けに科学や芸術などを横断的に学ぶ「STEAM教育」の体験施設も設ける。(京都)
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日刊工業新聞 2024年03月05日