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三菱重工が地熱の知見獲得へ、米技術開発に出資

三菱重工が地熱の知見獲得へ、米技術開発に出資

米ファーボ・エナジーが米ユタ州で建設中の地熱プロジェクト

三菱重工業は地熱技術開発を手がける米ファーボ・エナジー(テキサス州)に出資した。金額や比率は非公表。エネルギートランジション(移行)関連の事業拡大に向けた取り組みの一環。ファーボ・エナジーは2026年に米ユタ州で地熱プロジェクトを運転開始予定。三菱重工は今回の出資を通じ、地熱分野の知見を得る狙い。

子会社の米国三菱重工業を通じて、丸の内イノベーションパートナーズ(東京都千代田区)、石油・ガス生産の米デヴォン・エナジーとともに出資した。

ファーボ・エナジーは石油・ガスの水平掘削や水圧破砕などの掘削技術を地熱開発に応用し、地下の高温岩体層に蓄えられたエネルギーを発電や工業熱源として利用できるシステムを開発している。従来は地理的な制約があり、経済的に成立しなかった場所で地熱エネルギーを利用することを目指している。

三菱重工は、脱炭素化に貢献する水素・二酸化炭素(CO2)エコシステムの構築に取り組んでおり、その実現には日照条件や天候の影響を受けず安定的にクリーンエネルギーを供給できる次世代地熱システムが重要な役割を果たす可能性があるとしている。

日刊工業新聞 2024年03月05日

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