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ホンダ製活用、交換式電池搭載ミニクレーンの仕様

古河ユニックが試作

古河ユニック(東京都千代田区、山川賢司社長)は、ホンダ製の交換式バッテリー「モバイルパワーパック」を搭載したミニ・クローラークレーン(写真)を試作した。リチウムイオン電池(LiB)式電動クレーンの弱点である充電時間の問題解決につなげられる。

今後改良を加え実用性を高めた上で、2025年度中の商品化を目指す。排ガスを出さず、騒音や振動も小さい電動機の長所をPRし、屋内施工現場などに販売する。

試作機のベースになった電動ミニクレーンは吊り上げ荷重が2・93トンで、従来100ボルト電源で充電する場合、満充電までに9時間を要していた。試作機は新しい電池に交換すればいいため、新電池で作業を続けられる。建機業界では、コマツがホンダ製の電池を搭載したマイクロショベルを既に発売している。

日刊工業新聞 2024年03月01日

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