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組み立て・分解時間を短縮、古河ユニックが乗車型ミニ・クローラークレーンで拡充した機能

古河ユニック(東京都千代田区、山川賢司社長)は、乗車型ミニ・クローラークレーン「URW370Cシリーズ」の機能を拡充し、発売した。安全性と操作性を向上。分解仕様(オプション)も見直して現場で組み立て・分解が素早く行えるように改良した。分解にかかる時間は従来比で約4割短縮、組み立てにかかる時間は同約3割短縮できるとしている。

価格は仕様により異なり、ディーゼルエンジン型が1209万円(消費税抜き)から、電動パワーユニット併用型が1309万円(同)から。年間60台の販売を目指す。

同シリーズは不整地でも強力な吊(つ)り上げパワーが出せる2・93トン吊りの乗車型クレーン。作業の安全性を高めるため、現場でのクレーン操作で衝突を未然に防ぐ高さ制限装置などを追加した。また作業終了時のブームの格納操作をスイッチ一つで行えるようにして、撤収作業の効率化を図った。

手元確認用の液晶ディスプレーでは従来のクレーンの状態表示に加え、吊り荷重の拡大表示ができるようにした。分解仕様の改善では、分解後の各部品の質量をそれぞれ1トン未満に抑えた。


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日刊工業新聞 2023年01月27日

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