ＮＴＴデータは簡易投稿サイト「Ｘ（旧ツイッター）」のデータを活用した発見型流行予測サービス「トレンドエクスプローラー」の提供を始めた。国内月間４５００万のＸアクティブユーザーにおいて、食や旅行など約３０カテゴリーの中から２０００万以上のキーワードを常時監視し、流行を予測する。新しい商品アイデアの創出や既存商品の改善点の特定などに活用可能。価格は個別見積もり。５年間で１００億円の売り上げを目指す。

ＮＴＴデータがＸの全量データを受領し確立してきたデータ分析手法と、米グーグル・クラウドの生成人工知能（ＡＩ）を活用。ニーズのヒアリングから意思決定プロセスまで伴走支援する。インプットデータの種類は今後拡充する。

従来のマーケティングでは既知のキーワードを起点に裏付け情報を集めて深掘りする検索型の手法が主流で、マーケターの知見に依存するといった課題があった。トレンドエクスプローラーは生活者データと約３０のカテゴリーを分析の軸として活用するため、未知の新しい事象の発見を起点としたマーケティング業務を行える。