三菱自動車が12年ぶり国内投入、ピックアップトラック「トライトン」2月発売
三菱自動車は21日、新型の1トンピックアップトラック「トライトン=写真」を2024年2月15日に国内で発売すると発表した。タイで7月に投入した世界戦略車で、国内は12年ぶりの投入となる。タイなどの東南アジア諸国連合(ASEAN)地域、豪州などを中心に世界で展開し、年20万台規模の販売を目指す。国内は23年度中に1000―1500台、24年度は数千台規模の販売を目指す。
新たに開発したラダーフレームや排気量2・4リットルのクリーンディーゼルエンジンを採用した。
消費税込みの価格はGLSグレードが498万800円、上位のGSRグレードが540万1000円。車体寸法はGLSが全長5320ミリ×全幅1865ミリ×全高1795ミリメートル。
国内のピックアップトラックはトヨタ自動車の「ハイラックス」が先行している。
三菱自は林業などの仕事とレジャーの両方で利用するユーザーや北海道など降雪の多い地域での利用に加え、公共需要も開拓したい考え。
コロナ禍以降のアウトドアブームや、スポーツ多目的車(SUV)やミニバンからの乗り換えといった需要もあるとみており、国内の新しい市場やカテゴリーを広げることも期待する。
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日刊工業新聞 2023年12月22日