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三菱自動車が海外で初のEV生産、軽商用車「ミニキャブEV」の航続性能

三菱自動車は軽商用電気自動車(EV)の「ミニキャブEV」について、インドネシアで生産を始めた(写真)。海外のEV生産は初めて。ジャカルタ近郊の西ジャワ州ブカシ県の生産子会社「ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)」が生産を担う。現地名は「L100EV」。2024年1―3月中に同国で発売する。

ミニキャブEVはワンボックスタイプの軽商用EVで23年12月21日に日本国内でも発売する。国内向けは、11年に発売した「ミニキャブ・ミーブ」をベースにモーターや駆動用バッテリーを刷新し、航続距離を従来比35%増の約180キロメートル(WLTCモード)に延ばした。

MMKIではタイで生産して豪州に輸出しているスポーツ多目的車(SUV)「パジェロスポーツ」についても、24年1―3月中にインドネシアで一部生産し豪州に輸出を始める。

日刊工業新聞 2023年12月18日

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