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トヨフジ海運子会社が初、外航船舶にバイオ燃料

トヨフジ海運子会社が初、外航船舶にバイオ燃料

バイオ燃料を活用した「ドリームジャスミン」

トヨフジ海運(愛知県東海市、武市栄司社長)は、日本と豪州やニュージーランドなどを結ぶ自動車運搬船「ドリームジャスミン」でバイオディーゼル燃料による試験運航を開始した。既存の化石燃料で稼働する船舶と比較し、二酸化炭素(CO2)排出量を約20%削減できる。海外を運航する外航船舶でのバイオ燃料適用は、同社として初めてになる。

同社はトヨタ自動車の海運子会社。2050年に船舶のCO2排出量を実質ゼロにする目標を掲げる。国内で運航する内航船舶については、23年4月にバイオディーゼル燃料と重油の混合燃料を本格導入した。50年目標の達成に向け、船舶へのバイオ燃料の適用を拡大する方針だ。

ドリームジャスミンの試験運航では、使用済み食用油から製造したバイオディーゼル燃料を低硫黄C重油に24%混合。 豊田通商のグループ会社である豊田通商マリンフューエル(東京都港区)がバイオ燃料を供給した。

日刊工業新聞 2023年12月01日

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