10年ぶり新モデル…住友ナコフォークが「電動フォーク」投入、稼働時間エンジン式に近づく
住友ナコフォークリフト(愛知県大府市、西浜巳基男社長)は20日、長時間稼働できる電動カウンター型フォークリフト「新型クアプロ―Bシリーズ=写真」を12月1日に発売すると発表した。高効率IPM(磁石埋め込み式)モーターと急速充電可能なリチウムイオン電池(LiB)の組み合わせにより、エンジン式の稼働時間に近づけた。
10年ぶりの新モデルとなる。価格は定格荷重1・5トンの機種がオプションなしで386万2000円(消費税抜き)。2024年度に2300台の販売を目指す。
親会社の住友重機械工業とIPMモーターを共同開発した。従来モデルより消費電力を約10%削減し、バッテリー寿命を約4カ月延長した。
ベテランの退職による習熟度の低い作業者の利用増加を想定し、安全オプションの種類を約2倍に増やした。管理者が作業者の技量により、車両性能を制限できる機能などを加えた。
日刊工業新聞 2023年11月21日