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パナソニックHDが移動式「瞑想室」を開発したワケ

パナソニックHDが移動式「瞑想室」を開発したワケ

4トントラックの荷台に瞑想室を設置

パナソニックホールディングス(HD)とchicabi(チカビ、東京都渋谷区、川上鉄太郎社長)、関西イノベーションセンター(大阪市中央区、早乙女実理事長)は13日、移動式瞑想(めいそう)室「ムルームライド」の実証実験を始めたと発表した。12月20日まで関西3カ所で実施する。開発費用は約1000万円。心理的なストレスを抱える人が増えているとみて、リラックスできる空間の利用体験の潜在ニーズ開拓を図る。

4トントラックの荷台にパナソニックHD開発の約2メートル四方の瞑想室を設置。「集中力」と「気づき」の2コースを設け、青や緑の光や音響、香りなどを制御する。心拍や呼吸を計測してスマートフォンに結果を表示する。

パナソニックオペレーショナルエクセレンスビジネスソリューション本部の金子司部長は「固定設置型を発売済みだが、移動式で利用者の近くへ出向けば良さを知ってもらいやすい」と話した。

日刊工業新聞 2023年11月14日

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