日産が小型クロスオーバーEV、コネクテッド技術で可能にする機能
「モビリティショー」で展示
日産自動車は19日、東京・有明の東京ビッグサイトなどで26日から開かれる「ジャパンモビリティショー2023」に、コンパクトクロスオーバー型の電気自動車(EV)のコンセプトカー「ハイパーパンク=写真」を実車展示すると発表した。コンテンツクリエーターやインフルエンサー(影響力を持つ人物)、アーティストら、他者と異なる自己表現にこだわるユーザーがターゲット。多角形を使った立体的な外観で車とデジタルの融合を表現した。
ボディーカラーは見る角度や光の当たり方で色の見え方が変わる。ボディー外観と一体化したヘッドライトやテールランプのほか、座席シートにも多角形のデザインを使った。
コネクテッド技術を使い、車内での創作活動やクリエーターとのコラボレーションを可能にする。ヘッドレストのバイオセンサーでドライバーの健康状態などを検知。人工知能(AI)がドライバーの気分を解析して照明を調整したり、最適な音楽を流したりしてコンテンツの創作意欲をかき立てる。創作活動に使うデバイスなどに車載バッテリーから充電できる。
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日刊工業新聞 2023年10月20日