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岩崎電気が5年ぶり刷新…UV式耐候性試験機、有効照射面積20%拡大

岩崎電気が5年ぶり刷新…UV式耐候性試験機、有効照射面積20%拡大

耐候性試験機「SUV-W171」は照射面積を拡大し、環境負荷も低減した

岩崎電気(東京都中央区、伊藤義剛社長)は、屋外の環境を人工的に再現して製品や材料の寿命を予測する紫外線(UV)ランプ方式の耐候性試験機「アイ スーパーUVテスター」シリーズの新製品「SUV―W171」を10月1日に発売する。約5年ぶりの刷新。従来機種「SUV―W161」と比べ、サンプルに照射できる有効照射面積を20%拡大し、従来より多くのサンプルを一度に試験できる。本体の想定価格は消費税抜きで1450万円。

照射や結露、夜間や雨の状況を再現する。SUV―W161と比べて消費電力を約20%削減したほか、本体のフロンを不使用にしたことで環境負荷を低減する。鉄鋼や建材、塗料、樹脂メーカーなどに提案していく。大きさは、幅1350ミリ×奥行き1200ミリ×高さ1800ミリメートル。重さは約750キログラム。

アイ スーパーUVテスターは、10年分の屋外暴露を約1000時間で再現できるのが特徴。企業の研究開発業務などで使われている。


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日刊工業新聞 2023年09月25日

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