日立建機が新組織、ミッションは現場のゼロエミ化
日立建機は21日、新事業創生ユニット内に新組織「ゼロエミッションビジネスモデル構築プロジェクト」を10月1日付で立ち上げると発表した。建設現場のゼロエミッション化に向けた取り組みを加速するのが狙い。人数は当初15人でスタートし、年末にかけて増員する。オープンイノベーションを推進し、アジャイル手法を駆使した建設現場の電動化とそのビジネスモデル構築に向け、取り組みを推進する。
建設現場のゼロエミッションは建設機械の電動化に加え、充電設備などのインフラ整備を行う必要がある。現在、各企業が可搬式充電設備や系統電源からの給電システム、バッテリーの標準化に取り組んでいる。そうした企業と連携して必要な研究・検証や改善作業を短期間で進める。国内でオープンイノベーション研究施設の建設も計画。時期は1、2年以内で「顧客から見て交通が便利で、電動建機のデモができる場所」(同社)にする方針だ。
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日刊工業新聞 2023年09月22日