ニュースイッチ

電動車から外部給電、ホンダが可搬型機器

電動車から外部給電、ホンダが可搬型機器

可搬型外部給電器「パワーエクスポーターe:6000」

ホンダは電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)といった電動車両と接続して、車載電池から電化製品に電気を供給できる可搬型外部給電器「パワーエクスポーターe:6000」を発売した。最大出力は6キロボルトアンペア。交流100ボルトと200ボルトの電源を同時使用可能で、店舗用冷蔵庫などにも対応できる。消費税込みの価格は88万3960円。全国のホンダ販売店「ホンダカーズ」で販売する。

「電気自動車用放電システムガイドラインV2L DC版」の規格に適合すれば、メーカー、車種にかかわらず使用可能。重量を出力9キロボルトアンペアの従来品より約10キログラム軽い41キログラムとし、給電ケーブルを同90センチメートル長い210センチメートルに伸ばしたほか、車載時に横に倒して積めるようにして、使い勝手を向上した。出力端子(コンセント)は100ボルトが4口、200ボルトが1口。

平時はレジャーやイベントに、停電・災害時などは避難所やオフィス、店舗の非常用電源として利用できる。


【関連記事】 ホンダが新しいクルマ作りで必ず頼りにする機械メーカー
日刊工業新聞 2023年09月13日

編集部のおすすめ