京セラは落下や衝撃に強い法人向けスマートフォン「ＤｕｒａＦｏｒｃｅ　ＥＸ（デュラフォース・イーエックス）」を２０２４年１月下旬以降に発売する。電池交換機能やバーコード読み取り機能、ダイレクトボタンといった業務用途に適した機能を持ち、建設や運送など過酷な現場での利用を想定する。ＮＴＴドコモとソフトバンクが販売するほか、京セラもどの通信会社でも利用できるＳＩＭフリーモデルとして発売する。一般消費者も購入可能で、価格は未定。

同スマホは強靱（きょうじん）なねじれ剛性設計を採用。防水・防塵で高耐久の本体構造とデザインに仕上げた。これまで京セラは国内向け高耐久スマホ「ＴＯＲＱＵＥ（トルク）」シリーズをＫＤＤＩから販売してきたが、主に北米で展開してきたデュラフォースシリーズの新製品を今回国内でも発売することで、高耐久スマホの製品群を拡充。販売を強化する。

京セラは２５年３月末までに一般向けのスマホからは一部撤退。高耐久スマホやフィーチャーフォン（従来型携帯電話）などに販売を絞る方針だ。