名村造船所が引き渡し、積み運搬船「WORLD SEAFARER」の性能
名村造船は、伊万里営業所(佐賀県伊万里市)で建造していたばら積み運搬船「WORLD SEAFARER」を引き渡した。本船は、新規開発の載貨重量18万2000トン型ばら積み運搬船の第一番船となる。
仏ダンケルク港の港湾制限に対応したダンケルクマックス船型。共通構造規則「CSR-BC&OT」とバラストタンクの塗装性能基準「IMO PSPC-WBT規則」を適用し、船舶の安全性を高めた。このほか独自開発の省エネフィンや低摩擦型船底防汚塗料を採用し、推進力を向上するとともに、電子制御式主機関の採用により燃費性能を高めた。
バラスト水処理装置を装備したほか、主機関及び主電源機関に窒素酸化物(NOX)排出3次規制に適合した機種を採用するなど、さまざまな環境規制にも対応する。 載貨重量は18万2344トン。全長291・92×幅45×深さ18・20メートル。定員24人。