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IT資格取得で10万円支給、三菱UFJ信託が新制度

三菱UFJ信託銀行はIT資格報奨金制度を新設した。4月以降に情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験や日本ディープラーニング協会(JDLA)認定資格などを取得した社員が対象。難易度に応じ、1資格当たり最大10万円を支給する。信託銀行業界でもデジタル変革(DX)が進展し、DX戦略やデータ分析を担えるIT人材の需要が高まっている。2026年度までに同制度を通じ、社員500人程度のIT資格取得につなげる。

従来の制度では情報処理技術者試験の難易度にかかわらず1資格当たり7500円を支給していた。新制度では、情報処理技術者試験のデータベーススペシャリストなどのほか、JDLAディープラーニングforエンジニア、米IIBA認定資格のサーティファイド・ビジネス・アナリシス・プロフェッショナルを取得した社員に1資格当たり10万円を支給する。10万円の資格を複数取得した際の支給上限はない。

基本情報技術者や統計検定2級、マーケティング・ビジネス実務検定B級などの取得者には1万円を支給。応用情報技術者、統計検定準1級と同1級、マーケティング・ビジネス実務検定A級などの取得者に3万円を支給する。1万円、3万円の資格は1人当たり最大2資格まで報奨金を支給する。

信託銀行は銀行業務に加え、顧客の資産の運用管理業務、不動産仲介や証券代行業務も担う。サービスのデジタル化が急速に進む中、人工知能(AI)を活用した資産運用モデルの開発、最新デジタル技術を用いた既存ビジネスの改革や新サービスの開発に向けIT人材の確保が不可欠となっていた。新制度の活用でDX戦略を担うビジネスアーキテクトやデータサイエンティストとなる社内人材の育成を目指す。

日刊工業新聞 2023年06月16日

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