ホンダが4輪車新工場をガーナで稼働する理由
ホンダは2023年度中にガーナで4輪車の新工場を稼働する。アフリカではナイジェリアに次ぐ2カ所目の4輪車工場となる。ガーナの首都アクラの東に位置するテマの工場で生産ラインの準備を進めている。投資額や生産能力は非公表。ガーナではトヨタ自動車、日産自動車、スズキも4輪車を生産している。人口増に伴って拡大するアフリカ市場で工場を増やし、需要を取り込む。
ガーナでは22年9月に製造会社を設立した。新工場の生産車種は明らかにしていない。ホンダの4輪車事業における21年度の世界販売台数は約436万台で、そのうちアフリカ・中近東向けは約2万台。
ナイジェリアでは15年にアフリカで初めての4輪車工場を設けてセダン「アコード」の生産を始めた。現在はスポーツ多目的車(SUV)「HR―V」を生産している。
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日刊工業新聞 2023年月5月9日