ホンダ工場で稼働へ、国内最大規模「リチウムイオン蓄電池」の出力性能
GSユアサが納入
GSユアサはホンダの熊本製作所(熊本県大津町)に、工場の自家消費用としては国内最大規模となるリチウムイオン蓄電池設備を2023年度に納入する。東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES、東京都港区)から受注し、24年4月にTGESのエネルギーサービス設備として稼働予定。受注額は非公表としている。ホンダ熊本製作所に導入している太陽光発電設備との連携運用で、再生可能エネルギーを有効活用する。
納入する設備は出力2600キロワット、容量2万キロワット時で、電気自動車(EV)約1250台分に相当する。同設備には、GSユアサが22年度下期に出荷開始した新開発の産業用リチウムイオン電池を搭載。エネルギー容量を同社従来品比約15%増、寿命性能を同8%増に向上させた。納入後は常時全セルの電圧・故障監視といったアフターサービスも担う。
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日刊工業新聞 2023年3月23日