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東海理化がトヨタ・日産と開発、子どもの車内置き去り事故防ぐ装置の3要素

東海理化は子どもが車内に取り残される事故を防ぐため、大手自動車メーカーと置き去り防止支援装置を共同開発した。4月から幼児向けバスとして活用されるトヨタ自動車の「ハイエース」と「コースター=写真」に、6月から日産自動車の「キャラバン」と「シビリアン」の幼児通園専用車に搭載される。

東海理化がトヨタや日産と開発した装置は三つの構成要素がある。一つ目はスピーカーから音声を流し運転者に注意喚起するコントローラー。二つ目は運転車が車内点検完了後に押すボタン。三つ目は幼児が車内に取り残された場合に車外へ警報を出すボタンだ。

同装置は東海理化の主力製品であるスイッチや電子部品技術のノウハウを応用。コントローラーは車両のエンジンが止まると音声案内による注意喚起を始め、点検完了のボタンが押されない場合は車外へ発報する仕組み。既存車両への後付けも可能だ。

国は子どもの置き去り防止安全装置の設置を4月から1年間の猶予期間を設けて義務化する。幼稚園や保育所などで使用する約4万4000台の送迎バスが対象となる。


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日刊工業新聞 2023年03月30日

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