ニュースイッチ

往年モデル現代風に、フォルクスワーゲンが投入する「ミニバン型EV」のデザイン

フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、愛知県豊橋市、マティアス・シェーパース社長)は9日、ミニバン型の電気自動車(EV)「ID.Buzz(バズ)=写真」を2024年末に日本市場に投入すると発表した。「ワーゲンバス」の愛称で知られる往年のモデルをEVとして現代風にデザインした。

同日都内で会見したVGJのアンドレア・カルカーニブランドディレクターは「象徴的なデザインで消費者の関心も高い。ブランドのイメージを構築する重要なモデルになる」と話した。

日本と同じ右ハンドルのアイルランド仕様車は、1回のフル充電で423キロメートル走行できる。最高出力は204馬力、最大トルクは310ニュートンメートル。欧米などでは商用バンタイプの「ID.バズカーゴ」も展開するが、日本ではまず乗用車のID.バズを販売する方針だ。

日刊工業新聞 2023年03月10日

編集部のおすすめ