フォルクスワーゲンが発売、EV版“ワーゲンバス”の装備
独フォルクスワーゲンは、電気自動車(EV)のミニバン「ID.Buzz(バズ)=写真」を公開した。「ワーゲンバス」の愛称で知られる往年のモデルを現代風にデザインし、最新技術を搭載した。商用バンタイプの「ID.バズカーゴ」も披露した。価格は現時点で未公開だが、欧州では5月に先行予約を始め、今秋に投入する計画。米国では2023年の発売を予定する。日本市場への投入計画などは未公開。
ソフトウエアを無線通信経由で更新するOTA(オーバー・ジ・エア)に対応。周囲の車や交通インフラの信号を活用し危険を予測・警告する「Car2X」などを標準装備する。住宅など外部との双方向充電機能も備える。電池容量は77キロワット時。
乗用車と同じEV専用車台(プラットフォーム)「MEB」を採用した。独ハノーバーの商用車工場で生産する。
日刊工業新聞2022年3月18日