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ダイハツが9年ぶり全面改良、小型車「AXIA」が両立した二つの性能

マレーシア向け発売

ダイハツ工業はマレーシア向け主力小型車「AXIA(アジア)=写真」を約9年ぶりに全面改良し、発売した。独自の無段変速機(CVT)や車両の軽量化などにより、走行性能を向上しつつ燃費を従来モデルから約7%高めた。価格は3万8600―4万9500リンギット(約117万―150万円)。エントリー層を中心に売り込む。

ダイハツの新世代プラットフォーム(車台)構造「DNGA」に基づく海外第3弾の車種となる。現地企業との合弁会社、プロドゥア(セランゴール州)が生産・販売を手がける。

排気量1000ccのガソリンエンジンとCVTの組み合わせで、力強い走りと燃費性能の向上を両立。衝突回避支援システム「スマートアシスト」や、車線変更時の後方確認を支援するブラインドスポットモニターなど安全装備も充実した。

同車は2014年9月に発売し、手頃な価格設定などから国民車として浸透。累計販売は約57万台に上る。

日刊工業新聞 2023年02月22日

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