三井化学がグループ1.8万人の人材情報を可視化する狙い
三井化学は9日、グループ統合型人材情報基盤(プラットフォーム)を構築したと発表した。2月からグループ約1万8000人を対象に利用を始めた。組織やキャリアステップ情報などの可視化や、組織・人事データおよび人材マネジメントオペレーションプロセスの統合などを行う。自主・自律的キャリアの促進や人材戦略の高度化、従業員エンゲージメント(愛着)の向上などに役立てる。
同基盤は、米ワークデイのクラウド型人材情報基盤「ワークデイHCM」を活用して構築した。2月の段階で三井化学本体と連結対象の関係会社94社を対象に活用を始めた。2023年度に約30社程度へ追加導入する。 同社は、長期経営計画の達成に向けて、多様な人材が活躍できるように、包摂的なタレントマネジメントを進めている。
日刊工業新聞 2023年02月10日