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カワサキモータースが投入、新型「スポーツ2輪」が実現した加速性能

直列4気筒エンジン搭載

カワサキモータース(兵庫県明石市、伊藤浩社長)は、スポーツタイプの新型2輪車「ニンジャZX―4Rシリーズ=写真」を2月以降、北米や欧州などで発売する。排気量400ccクラスで唯一となる直列4気筒エンジンを搭載。高回転型のエンジンで優れた加速性能を実現した。日本国内向けモデルは今秋の導入に向けて準備中という。

新開発の排気量399cc水冷直列4気筒エンジンは、最大出力80馬力(エンジンへの吸入空気量を増やすラムエア加圧時)を達成。強力な低中速トルクと高回転域での高出力を両立した。フレームには高張力鋼を採用し、軽快なハンドリングと良好な接地感を実現した。まずは米国で今春に発売し、欧州では今秋の投入を計画する。

400ccクラスの直列4気筒エンジンをめぐっては厳しい排ガス規制などから、各メーカーの開発が停滞。ニンジャZX―4Rは、同クラスのスポーツ車で世界唯一の4気筒エンジンになるという。

日刊工業新聞 2023年02月08日

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