半導体ウエハー端部の欠陥見逃さない、レーザーテックが発売したAI活用装置の性能
レーザーテックは高感度ウエハーエッジ検査装置「CIELシリーズ=写真」を開発し、受注を始めた。歩留まり悪化につながる半導体ウエハーの微小な端部・端面欠陥を検出する。従来機種の光学系を一新して解像度を高め、深層学習(ディープラーニング)に基づく人工知能(AI)により検出すべき欠陥を特定できる。300ミリメートルウエハー対応機からシリーズ化する。価格は個別見積もり。
半導体プロセスの微細化や高積層化に伴い、ウエハー端部・端面に発生する欠陥の要因は傷や欠けに加え、発じん、薬液の飛散など多様化している。CIELシリーズは高解像カラー画像を用いて3次元(3D)形状の測定性能も高め、微小欠陥の特定が可能。半導体製造の露光、成膜、エッチング、洗浄など各工程に対応する。
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日刊工業新聞 2023年01月18日