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2022年に注目集めた「半導体・電池」記事5選

半導体・電池は読者の関心が高い分野です。ニュースイッチでは2022年も多くの記事を配信しました。その中で特に反響の大きかった記事5選を紹介します。

(1)TSMCが好待遇で新卒採用、九州で勃発する「人材争奪戦」の行方

台湾TSMCの製造ライン(同社公式サイトより)
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台湾積体電路製造(TSMC)の工場進出をきっかけに、九州地方で技術系人材の争奪戦が勃発しています。TSMCとソニーグループの合弁会社が提示する理系学部卒(2023年4月入社見込み)の給与が地域平均より7万円以上高くなっています。国内では半導体各社が増産計画を打ち出しており、理系学生の奪い合いが今後激しくなりそうです。

(2)世界初の「パワー半導体ダイオード」製品化へ、最大1200ボルトの電圧に耐える

開発した高電圧対応のパワー半導体ダイオード
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タムラ製作所の子会社で半導体開発のノベルクリスタルテクノロジー(埼玉県狭山市、倉又朗人社長)は、酸化ガリウムを材料とする高電圧対応のパワー半導体ダイオードを開発しました。2023年の製品化を目指します。ウエハーに酸化ガリウムなどを使った次世代パワー半導体は、従来に比べ効率的に電力を制御できます。省電力の性能の高さから、電気自動車(EV)や風力発電などへの用途拡大が期待されます。

(3)全固体電池の課題解決!?、加圧部品が要らない“柔固体”電池がスゴい

柔軟性のある高分子固体電解質電池
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住友化学は、京都大学や鳥取大学と共同で、柔軟性のある高分子固体電解質電池の開発に成功しました。電池作動のための加圧部品が不要で、全固体電池よりも大幅なコスト削減につなげられることが期待されます。

(4)活況の半導体露光…ASML独走を追うキヤノン・ニコン、三者三様の開発戦略

キヤノンのナノインプリント半導体製造装置。型をウエハーに押しつけて微細な回路パターンを形成する
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活況が続く半導体露光装置市場。露光装置では、半導体の微細化に不可欠な極端紫外線(EUV)露光装置の開発に唯一成功している蘭ASMLが市場トップを独占しています。一方、キヤノンニコンは低消費電力や3次元化への対応などで差別化を図ります。三者三様の開発戦略を追いました。

(5)光量子コンピューターが半導体の微細化競争に終止符を打つ

古澤教授と光量子コンピューターの研究モデル
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半導体の微細化の限界を迎え、新しいパラダイムが求められています。光量子コンピューターを開発は量子光源や光ファイバーなどでコンピューターを構成し、光を使うため10テラヘルツ(テラは1兆)の動作周波数が目指せます。現在の半導体から4ケタ高速化。実現すれば半導体の微細化競争に終止符を打ち、新たな開発競争が始まります。理化学研究所チームリーダーを務める古澤明東京大学教授に聞きました。

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