トヨタが発売、レース専用車「GRスープラGT4 EVO」の性能
トヨタ自動車は、ブレーキやエンジンの性能などを高めたレース専用車「GRスープラGT4 EVO=写真」を発売した。先代モデルによるレース出場で得られた知見を開発に生かし、ブレーキ部品などを改良した。アマチュアドライバーが運転しやすい車にした。日本での販売はトヨタ子会社のトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(横浜市港北区)が担う。
直列6気筒ターボチャージャーエンジンを採用し、排気量は2998cc。ブレーキ、ハンドリング、エンジンの三つを重視して開発しており、ブレーキ部品の改良やアブソーバー(緩衝器)の見直しなどで、ハンドリングとコーナリングスピードを向上した。既存モデルの「GRスープラGT4」所有者には、改良部品などの提供も予定する。
2023年1月に米国で開かれる耐久レースに投入する。税金や手数料などを除いた価格は、18万6000ユーロ(約2730万円)。
日刊工業新聞 2022年11月11日