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首位は「N-BOX」の新車販売、2位は大幅に伸ばしたダイハツの車種

首位は「N-BOX」の新車販売、2位は大幅に伸ばしたダイハツの車種

「タント ファンクロス」とダイハツの奥平社長

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が7日発表した10月の車名別新車販売は、ホンダの軽自動車「N―BOX」が2カ月連続で首位となった。前年同月比2・2倍と大きく伸長した。2位はダイハツ工業のワゴン型軽乗用車「タント」。前年同月に生産調整した影響から同3・1倍と大幅に伸びた。

N―BOX、タントに加え、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」、8月に全面改良した小型ミニバン「シエンタ」の4車種が大台の1万台を超えた。

上位30車種のうち、前年同月の実績を割り込んだのは9車種にとどまり、7車種が同2倍を超える伸びとなった。前年同月は半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルス感染再拡大の影響で、各社が工場の稼働を停止するなど生産調整を実施したため、その反動が表れた。

自販連は「まだ新型コロナウイルス禍前の水準まで戻っておらず、10月としては少ない」と総括。全軽自協は「半導体不足の解消には、もう少し時間がかかる」とみている。

日刊工業新聞 2022年11月08日

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