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三井化学がメガネレンズ加工機器会社を買収した狙い

三井化学は10日、メガネレンズ加工機器の開発・製造・販売を行う米コバーン・テクノロジーズを子会社を通じて買収したと発表した。メガネレンズ用コーティング材料を手がける米SDCテクノロジーズが、コバーンの創業者らから発行済み株式の100%を取得し、10日付で子会社化した。買収額は非公表。コバーンの従業員数は約90人、売上高は非公表。コバーンは、米国のほかシンガポール、中国、インド、英国に拠点を持つ。

今回の買収により、SDCは加工機や加工方法の知見を得て、コーティング材料の開発を加速する狙い。

三井化学はメガネレンズ材料で高いシェアを持っており、グループ全体で製品開発や提案力を高める。

日刊工業新聞 2022年11月11日

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